DHLグループがSAF活用でCO2を削減できる輸送サービスを拡充、スコープ3の削減を後押し

DHLジャパン株式会社は、持続可能な航空燃料(SAF、Sustainable Aviation Fuel)の使用によって、顧客企業の輸送に伴うCO2排出量を削減できる業界初の輸送サービス「GoGreen Plus」を日本で本格導入しました。

テクノロジー エネルギー
DHLグループがSAF活用でCO2を削減できる輸送サービスを拡充、スコープ3の削減を後押し
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DHLジャパン株式会社は、持続可能な航空燃料(SAF、Sustainable Aviation Fuel)の使用によって、顧客企業の輸送に伴うCO2排出量を削減できる業界初の輸送サービス「GoGreen Plus」を日本で本格導入しました。

2023年5月より発送用オンラインツール「MyDHL+」にて選択可能となっていた「GoGreen Plus(貨物毎選択モデル)」に加え、7月11日より新たに「GoGreen Plus - ベーシック」、「GoGreen Plus - カーボンリデュース」を提供します。

輸送に伴うCO2排出量の削減度合いは、「GoGreen Plus - ベーシック」が30%。「GoGreen Plus - カーボンリデュース」は、10%~100%までカスタマイズ可能なプランです。証明書やレポートなど、必要に応じてプランを選べるようになりました。

3種類のサービスラインナップにより、スコープ3における温室効果ガス排出量の削減を目指す企業にとって、サービスの選択肢が広がり、利便性が向上します。スコープ3は、輸送や流通を含む企業のサプライチェーンにおける全ての温室効果ガスの排出量のことです。

サービスに組み込まれたSAFのブックアンドクレーム方式が、排出量削減実現の決め手です。2022年に、DHLはbp社およびNeste社と、2026年までの8億リットル超となるSAF契約を締結しました。

業界最大規模となる契約により、発送する貨物量に応じたSAFの使用が可能となりました。航空輸送時に使用するSAFへの投資が行われることで、ロジスティクスセクター自体の排出量の削減が実現し、顧客企業にとってのスコープ3の温室効果ガス排出量削減をサポートします。

DHLグループは、2050年までにCO2排出量ネット・ゼロを達成することを目指しています。具体的な取り組みとしては、配送車両の電動化、航空輸送時のSAF使用、施設のカーボンニュートラル化などが挙げられます。

日本においても、DHLは電気自動車や再生可能エネルギー施設の導入など、CO2排出量削減に取り組んできました。「GoGreen Plus」は、「2030年までにすべての航空輸送における燃料の30%をSAFへ転換する」「サービスにおけるグリーンな選択肢の提供」という中間目標の達成にも、貢献します。

《編集部》