【イギリス】Good-Loopがデジタル広告の脱炭素を進めるツールを発表 排出量の多いメディアをフィルタリング

イギリスの広告プラットフォームGOOD-LOOPが、CO2排出量の多いサイトを特定し回避するのに役立つ広告主向けのツールを発表しました。

テクノロジー IT

イギリスの広告プラットフォームGOOD-LOOPが、CO2排出量の多いサイトを特定し回避するのに役立つ広告主向けのツールを発表しました。

このツールは、同社の温室効果ガス測定ソリューションであるGreen Ad Tagの新機能で、広告主は1インプレッションごとのCO2排出量に基づき配信先のメディアをフィルタリングできます。さらにリアルタイムのフィードバックにより、排出量の削減状況を把握し、キャンペーンの途中での改善も可能です。

GOOD-LOOPによると、平均的なオンライン広告は5.4トンのCO2を排出しており、これは英国の平均的な消費者の年間排出量の半分、米国の消費者の年間排出量の 3 分の 1 にあたります。

アドテックプラットフォームであるBrand Advance SSPは、この新ツールを活用して18%の排出削減を実現。さらに、世界的な自動車ブランドのデジタルキャンペーンでも同ツールが活用され、41%のCO2排出量削減に貢献したとも報告されています。同社のChristopher Kenna氏は「私たちはパブリッシャーと連携することで、彼らのカーボンフットフリント削減を支援したいです。このツールを使い(CO2排出量の多い)パブリッシャーを排除するのではなく、より持続可能な広告システムの構築に向けて有効な解決策を見つけたいと考えています。」とコメントしています。

《The Green Economy編集部》