【ドイツ】コンチネンタルタイヤがサステナブル素材65%使用のタイヤを発表

コンチネンタルタイヤは6月14日、同社史上最もサステナブルなタイヤシリーズ「UltraContact NXT」を発売すると発表しました。

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【ドイツ】コンチネンタルタイヤがサステナブル素材65%使用のタイヤを発表

コンチネンタルタイヤは6月14日、同社史上最も持続可能性の高いタイヤシリーズ「UltraContact NXT」の発売を発表しました。

このタイヤは最大65%の再生可能素材やリサイクル素材を使用しており、全19サイズがEUタイヤラベルの転がり抵抗、ウェットブレーキ、車外騒音の最高ランク(「A」)を取得しています。UltraContact NXTは2023年7月に欧州で販売される予定です。

コンチネンタルのEMEA地域・交換タイヤビジネス部門の責任者、Ferdinand Hoyos氏は、「コンチネンタルでは、安全性、パフォーマンス、持続可能性が重要な要素です。UltraContact NXTは、技術のリーダーシップと持続可能性への強い取り組みを示す重要な進歩です。」と述べています。

UltraContact NXTは、タイヤのサイズによって最大32%の再生可能素材を含み、農業廃棄物から作られるバイオベースのシリカを使用しています。シリカはグリップ、転がり抵抗、タイヤ寿命などの特性を最適化する役割を果たします。また、リサイクル素材も使用され、最大5%の割合でリサイクルラバーやリサイクルスチールが含まれています。さらに、ペットボトルから生成されたポリエステル繊維も使用されており、タイヤのサイズに応じて9~15本のペットボトルがリサイクルされています。

コンチネンタルタイヤは、2030年までに自社タイヤの40%以上を再生可能素材やリサイクル素材で製造する目標を掲げており、2050年までにはすべてのタイヤ製品を100%持続可能素材で製造することを目指しています。

《The Green Economy編集部》