化粧品メーカーのファンケルは、環境負荷低減に貢献する生分解性プラスチックを採用することを発表しました。
材料となるPLA(ポリ乳酸)は、トウモロコシなどに含まれるデンプンを原料とした植物由来のプラスチックで、焼却しても大気中の二酸化炭素を増加させないカーボンニュートラルなため、従来の化石燃料由来のプラスチックよりも環境負荷も低くなります。
また、微生物により水と二酸化炭素に分解する生分解性を持っており、マイクロプラスチック化されても自然環境の中で生分解し、環境汚染の低減に期待ができます。
さらに、ファンケルは化粧品業界初のサーキュラーエコノミー採用の紙袋を導入することも発表。一部の店舗では、段ボールを使用した什器の採用や、店舗スタッフの制服は、デザインの切り替え時にリサイクルを行い、資源として活用しているそうです。
ファンケルは、2018年に「ファンケルグループ サステナブル宣言」を掲げ、環境、健やかな暮らし、地域社会と従業員を重点テーマにSDGsの貢献に取り組んでおり、今後も環境に配慮した店舗づくりを目指し、取り組みを進めていく予定とのことです。