双日と三菱HCキャピタルがUH2社と協力し、日本における水素バリューチェーン構築を促進

米国のUH2社は、水素貯蔵カプセルおよび水素燃料電池動力の航空機用発動機を開発しており、2023年3月2日には水素燃料電池を主な動力とした航空機の初テストフライトに成功しました。

企業動向 ビジネス
双日と三菱HCキャピタルがUH2社と協力し、日本における水素バリューチェーン構築を促進

UH2社は、このたび、カリフォルニア州の日本における官民貿易投資環境に関する視察代表団の一員として来日し、双日および三菱HCキャピタルとの協力のもと、水素バリューチェーンの構築促進、ならびに、水素燃料電池航空機の普及に向けた日本国内での官民との連携を開始しました。

米国のUH2社は、水素貯蔵カプセルおよび水素燃料電池動力の航空機用発動機を開発しており、2023年3月2日には水素燃料電池を主な動力とした航空機の初テストフライトに成功しました。この航空機は、40人乗り規模のプロペラ機で、水素燃料電池航空機としては世界最大の座席数を誇ります。

国際民間航空機関(ICAO)や国際航空運送協会(IATA)が国際的な合意目標を掲げて、脱炭素化の実現に取り組むなか、日本においても、航空分野の脱炭素化に向けた基本的な方向性を示す「航空脱炭素化推進基本方針」が発表されるなど、航空業界の脱炭素化への取り組みが加速しています。

双日は、「サステナビリティ チャレンジ」を本格的に実践し、国内外において脱炭素に関わる事業や投資を推進しています。今後とも、三菱HCキャピタルなどの日系企業やUH2社とともに、日本における水素バリューチェーン構築の促進、官民における連携強化、ファイナンス分野での協働などを通じて、航空業界の脱炭素化を支援していくことになります。

《The Green Economy編集部》