LINEヤフーと田島山業、持続可能な森林育成へ植樹プロジェクト開始

・LINEヤフーと田島山業が初の植樹活動を実施
・100本の在来樹種を植樹し、生物多様性保全を目指す
・アプリを活用した生物調査で約160種を発見

企業動向 ガバナンス
LINEヤフーと田島山業、持続可能な森林育成へ植樹プロジェクト開始
  • LINEヤフーと田島山業、持続可能な森林育成へ植樹プロジェクト開始
  • LINEヤフーと田島山業、持続可能な森林育成へ植樹プロジェクト開始
  • LINEヤフーと田島山業、持続可能な森林育成へ植樹プロジェクト開始
  • LINEヤフーと田島山業、持続可能な森林育成へ植樹プロジェクト開始

LINEヤフー株式会社と田島山業株式会社は、「持続可能な未来に向け、豊かな森を育成する植樹プロジェクト」を2024年9月19日に初めて実施したことを報告しました。

本取り組みは田島山業が管理する「みんなの森」にて行われ、両社は地域の在来樹種から生物多様性を保全する観点で選定された苗木を、合計100本植樹しました。コナラやエノキ、ヤマザクラなど、森林に生息する生き物の食糧となる樹種が選ばれています。

植樹活動は、両社が締結したJ-クレジットの売買契約に基づくものです。LINEヤフーは、田島山業が保有する森林由来のJ-クレジットを10年間売買し、毎年1,500トンのCO2吸収量を取引する契約を結んでいます。

契約の締結に伴い、両社は「持続可能なCO2削減」「土砂災害の防止」「生物多様性の保全」を目指す森林育成に取り組むことを決めました。田島山業の「みんなの森」は環境省から「自然共生サイト」の認定を受けており、LINE ヤフーは生物多様性の保全をサポートする支援者となっています。

今回の植樹活動時には、株式会社バイオームが提供するアプリ「Biome(バイオーム)」を使用した生物調査も実施。調査では、ツチアケビやイタドリ、サワガニなど約160種の生物が発見されました。バイオームの社員によると、田島山業の森は野草の数が多く、貴重な植物も多数見つかったとのことです。

LINEヤフーは、事業を通じて社会にポジティブなインパクトをもたらすと共に、環境や人権などを含めた社会課題にも向き合い、未来世代に責任を持ったサステナビリティ経営を推進していく方針です。

田島山業とLINEヤフーによる森林の育成活動は、2033年まで継続して実施される予定で、長期的な視点で森林の育成と生物多様性の保全に取り組んでいくことになります。両社の取り組みは、企業の環境保全活動の新たなモデルケースとして、今後の展開が注目されています。

《編集部》