株式会社京都フィナンシャルグループ（京都FG）は、投融資先を対象とした温室効果ガス（GHG）排出量算定の高度化を目指し、NTTビジネスソリューションズ株式会社および株式会社NTTデータとの協業を開始しました。
京都FGは、地域社会の繁栄に奉仕するという理念のもと、地域の社会的課題や環境問題の解決に取り組んでいます。今回の協業は、脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一環であり、数万社におよぶ投融資先から質の高いデータを収集し、正確で信頼性の高いファイナンスド・エミッションの算定を行うためのものです。
NTTデータが提供する「C-Turtle® FE」は、金融機関の国際的基準である「PCAFスタンダード」に準拠し、金融機関が保有する財務データなどから取引先の排出を推計することによって投融資先のGHG排出量の可視化をサポートするサービスです。「総排出量配分方式」を採用し、取引先のGHG削減努力を自社のScope3排出量の削減効果として取り込むことが可能となります。
また、CDPとの連携やNTTデータによる市場調査を通じて企業の排出量の実測値をプラットフォーム上に保持しているため、推計値を実測値に置き換えることで、PCAFが定める5段階のデータクオリティーの中でも高スコアのデータを用いた算定が実現します。
京都FGは、今後、NTTビジネスソリューションズとNTTデータの協力を得ながら、地域の脱炭素化に向けた取り組みを推進していく予定です。
