大成建設、LIXIL製のリサイクルアルミ70%使用サッシを研究所に採用 国内ビルでは初

・LIXILと大成建設が「PremiAL R70」を採用
・「ゼロカーボンビル」の実現に向けた取り組み
・アルミリサイクルループの構築への取り組み

企業動向 サプライチェーン
大成建設、LIXIL製のリサイクルアルミ70%使用サッシを研究所に採用 国内ビルでは初
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大成建設株式会社は、「大成建設グループ次世代技術研究所」に、株式会社LIXILが提供するリサイクルアルミを70%使用したアルミ形材「PremiAL R70」を採用しました。ビル建材としては国内初の導入となり、CO₂排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンビル」の実現に貢献します。

環境ビジョン2050に基づき、LIXILが掲げた目標は、2031年までにリサイクルアルミの使用比率を100%にすることです。目標達成に向けて、リサイクルアルミの使用比率70%と使用率100%の製品を展開しています。

一方、大成建設も「ゼロカーボンビル」構築に取り組んでおり、次世代技術研究所では木材・木質材料や再生ガラスなどの低炭素建設資材の適用や省エネ技術の導入を進めています。研究管理棟には、LIXILが開発した「PremiAL R70」を利用しているビル用サッシ「E-SHAPE Window Type-S」を採用。従来の新地金100%のアルミ形材と比べて、CO₂排出量を約55%削減することが可能です。

今後両社は、解体・リニューアル工事現場からサッシを回収して再利用するなど、連携によるアルミリサイクルループの構築を目指し、環境負荷の低減に取り組んでいくとしています。

《編集部》