キャセイのSAFプログラムに郵船ロジら3社が参画

・キャセイのSAFプログラムに3社が参画・キャセイは2050年までに炭素排出量ゼロを目指している・キャセイは2030年までに全使用燃料の10%にSAFを使用するのが目標

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キャセイのSAFプログラムに郵船ロジら3社が参画

キャセイは、「法人企業むけ持続可能な航空燃料(SAF)プログラム」において、郵船ロジスティクス、ディメルコ・エクスプレス・グループ、NGOである香港商界環保協会と提携を結んだことを発表しました。

本プログラムは、参画企業より資金援助を受けてSAFの導入を推進することにより、航空機運用時における二酸化炭素排出量の削減を目指すものです。SAFは持続可能な航空燃料を指し、化石燃料由来の従来のジェット燃料と比較すると、原料によって異なるもののライフサイクルベースで最大80%の炭素排出量を削減できます。SAFの利用促進に向けて、参画企業は、持続可能な航空業界の実現へのコミットメントをステークホルダーに向けて発信していきます。

キャセイは、2050年までに炭素排出量をゼロにするという目標を掲げており、航空業界のサステナビリティを牽引する取り組みの一環として、2022年に「法人企業むけ持続可能な航空燃料(SAF)プログラム」を導入しました。プログラム開始時の参画企業は、AIA、香港空港管理局(AAHK)、近鉄エクスプレス(KWE)、PwC中国、スタンダード・チャータード、スワイヤー・パシフィックの合計6団体です。

また、キャセイは世界で初めて2030年までに全使用燃料の10%にSAFを使用する目標を発表した航空会社のひとつで、2023年には国家電力投資公司(SPIC)と中国におけるSAFサプライチェーンの発展を推進するための覚書に調印しました。CEOのロナルド・ラム氏はパートナー企業への感謝を述べるとともに、新たな企業の参加を歓迎する旨をコメントしています。

《編集部》