ワタミ、新ブランドの店舗にFIT電気使用 SDGsモデル「和民のこだわりのれん街」開店

ワタミ株式会社は、次世代型の総合居酒屋の新ブランドとして、「和民のこだわりのれん街」の展開を開始しました。SDGsモデル店舗の1号店となる「和民のこだわりのれん街」大井町東口駅前店が、2023年10月5日に開店しています。

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ワタミ株式会社は、次世代型の総合居酒屋の新ブランドとして、「和民のこだわりのれん街」の展開を開始しました。1号店となるSDGsモデル店舗「和民のこだわりのれん街」大井町東口駅前店(東京都品川区)が、2023年10月5日に開店しています。

ワタミは、コロナ禍において創業ブランドである「和民」の看板を、居酒屋業態店舗から焼肉業態「焼肉の和民」へと転換してきました。しかし、アフターコロナにおける居酒屋業態の業績回復を受けて、「和民」の名を冠した次世代総合居酒屋ブランドとして「和民のこだわりのれん街」の立ち上げを決めました。

「和民のこだわりのれん街」は、コロナ禍で進んだ外食の「目的型来店」のニーズに応え、同社が展開する7業態を集結させた新ブランドです。焼肉「かみむら牧場」をはじめ、「すしの和」、「炉ばたや 銀政」、中華四川料理「WANG’S GARDEN」、総合居酒屋の復刻ブランド「居食屋 和民」、ドリンク専門業態「ゴジピタパーラー」、ワタミの6次産業を体現する自社牧場ブランド「北海道 美幌峠牧場」の7ブランドの“のれん”を掲げます。

店舗の電力として100%再生可能エネルギーを使用

「和民のこだわりのれん街」は、再生可能エネルギーを利用した循環型6次産業モデル「ワタミモデル」の確立に向けたSDGsモデル店舗となっています。

店舗の電力として使用するのは、100%再生可能エネルギーです。グループ会社であるワタミエナジー株式会社から、秋田県にかほ市にあるワタミの風車「風民(ふーみん)」で発電したFIT電気を非化石証書とトラッキング(ひもづけ)しています。

また、食品廃棄の原因を特定して食品廃棄を減らす対策を実施し、食品残さはリサイクラーを通じて配合飼料原料に再資源化します。今後は再資源化された飼料を使用して生産された農畜産物を、店舗の食材として使用する食品リサイクルループを構築する予定です。

提供するメニューにも、自社農場で採れたオーガニックの野菜や持続可能性を重視した素材を利用しており、サスティナブルな食体験を提供していきます。

《編集部》