サステナ株式会社は、先進的なサステナビリティ活動を行う企業を表彰する「SUSTAINA ESG AWARDS」を6年間開催してきた総集編として、これまで総合部門に受賞した「サステナビリティ経営先進企業（TOP100）」の業績と株価の検証結果を発表しました。
「SUSTAINA ESG AWARDS」は、企業のサステナビリティ活動の促進を目的として、2018年から開催されている表彰制度です。総合部門では、300点満点のESGスコアと100点満点の財務スコアからなる総合スコアの上位100社が、「サステナビリティ経営先進企業」として選定されます。
「サステナビリティ経営先進企業」は、ゴールド・シルバー・ブロンズの3クラスに分けて表彰され、過去6年間で選定された企業は、201社です。今回、その評価の有用性を確認するために、選定企業の業績と株価の検証を行いました。
「サステナビリティ経営先進企業」の業績は2017年度から2022年度にかけて、売上高が36.4%増加し、当期純利益が49.3%増加、純資産が34.9%増加、さらに総資産が34.1%増加しました。また、株価指数も最高値147.9ptまで上昇しました。
サステナビリティ活動を積極的に推進し、ESG評価の高い企業は、6年間という中長期的な時間軸でみると、業績・株価ともに良好だという結果を確認できました。
また、「サステナビリティ経営先進企業」とベンチマークである日本株市場（以下TOPIX組入企業 or TOPIX）の業績を比較したところ、全指標がTOPIX組入企業を上回る結果となっています。「サステナビリティ経営先進企業」が、売上高増加率は15.9pt、売上高成長率（CAGR）は 2.6pt、当期純利益増加率は35.5pt、純資産増加率は12.2pt、総資産増加率は12.6pt上回りました。
さらに、「サステナビリティ経営先進企業」201社から非上場企業及び上場廃止企業10社の除いた191社について、株価指数をベンチマークであるTOPIXと比べると、最高値で19.6pt、最低値では4.6pt上回る結果でした。
サステナ株式会社は、今回の検証結果をデータシートにまとめたものを販売しており、企業名や証券コード、業種といった情報のほか、受賞歴や財務データなどを掲載しています。注文は、問い合わせフォームから受け付けています。
