日産とREXEVがEV車両データ連携の実証実験、eMMS活用サービスの品質を検証

株式会社REXEVは、日産自動車株式会社との連携により、電気自動車(EV)の車両管理やエネルギーマネジメントシステム提供の可能性を検証する実証実験を行います。

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日産とREXEVがEV車両データ連携の実証実験、eMMS活用サービスの品質を検証

株式会社REXEVは、日産自動車株式会社との連携により、電気自動車(EV)の車両管理やエネルギーマネジメントシステム提供の可能性を検証する実証実験を行います。

REXEVが開発したEVの車両管理とエネルギーマネジメントシステムが統合されたeMMS(eモビリティマネジメントシステム)を活用したサービスでは、独自の車載デバイスを設置することで車両の「バッテリー残量」、「電力消費量」、「GPS位置情報」等の情報を取得していました。

車載デバイスを設置していないと一部のサービスが提供できない、設置工事等が発生するなどの課題がありましたが、今回の連携により、追加設備が不要となります。

実証実験では、日産の「Nissan Biz Connect API」によってEV車両データをeMMSと連携し、サービス品質の確認および付加価値の向上が可能かについて、検証します。課題抽出の対象となるサービスは、法人EV向けのスマート充電器や社用車・公用車導入支援、EVカーシェア事業立ち上げ支援、電気自動車カーシェアリングなどです。

2023年6月にAPI接続試験を完了しており、9月14日から実際の車両を用いての実証試験を開始します。REXEVは、本取り組みを通じて、EVによるエネルギー課題解決や企業のGX化を進めていくとしています。

《編集部》