石油需要、2023年に過去最高に達する見込み IEA調査

国際エネルギー機関(IEA)によると、6月に化石燃料の消費量が過去最高に達したことを受け、今年の石油需要は新たな高みに達する可能性があります。

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石油需要、2023年に過去最高に達する見込み IEA調査

国際エネルギー機関(IEA)によると、6月に化石燃料の消費量が過去最高に達したことを受け、今年の石油需要は新たな高みに達する可能性があります。

IEAが発表した最新のレポートによると、夏の航空旅行の好調、発電における石油使用量の増加などが要因で6月の石油需要は日量1億300万バレルという記録的な数字に達しました。

さらに、2023年の世界の石油需要は、昨年より220万バレル/日増加した1億220万バレル/日に到達すると見込まれており、これは過去最高のレベルです。レポートによると、増加の7割以上が中国に起因しています。

一方で2024年は、パンデミック後の景気回復の失速や経済情勢の低迷、電気自動車の普及などが重なり、石油需要はの増加は鈍化する見込みです。

《ニシダ》