雪印メグミルク、海洋プラスチックをアップサイクルした製品輸送パレットを導入

雪印メグミルク株式会社は2023年6月より、製品の輸送や保管に用いる荷役台として、海洋プラスチック(OBP:オーシャンバウンドプラスチック)を配合したパレットを導入しました。

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雪印メグミルク、海洋プラスチックをアップサイクルした製品輸送パレットを導入
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雪印メグミルク株式会社は2023年6月より、製品の輸送や保管に用いる荷役台として、海洋プラスチック(OBP:オーシャンバウンドプラスチック)を配合したパレットを導入しました。

OBPとは、海岸から約50km以内の内陸部、例えば河川や堤防などにに廃棄されているプラスチックのことを言います。これらは将来的に海に流れ着き、いわゆる私たちがイメージする「海洋プラスチック」になります。

海洋プラスチックをめぐってはいくつもの衝撃的な調査結果が明らかになっています。例えば、2021年の国連環境計画(UNEP)の発表によると、7500万~1.99億トンのプラスチックごみが海中にあると推計されており、このペースでプラスチックの流出が続けば2050年には、海には魚よりもプラスチックゴミのほうが多くなることが分かっています。

今回雪印メグミルクでは、素材の一部にオーシャンバウンドプラスチックを使用した、岐阜プラスチック工業株式会社のプラスチックパレットを導入しました。

岐阜プラスチック工業株式会社のプラスチックパレットは、雪印メグミルクのほかにもロート製薬日清食品なども導入しています。

《The Green Economy編集部》