明治HD、酪農由来GHG削減に向けファームノートに出資

酪農DXのリーディングカンパニーである株式会社ファームノートホールディングスは、明治ホールディングス株式会社を引受先とする第三者割当増資により資金調達を実施しました。

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明治HD、酪農由来GHG削減に向けファームノートに出資

酪農デジタル・トランスフォーメーション(DX)のリーディングカンパニーである株式会社ファームノートホールディングスは、明治ホールディングス株式会社を引受先とする第三者割当増資により資金調達を実施しました。

ファームノートHDは『「生きる」を、つなぐ。』をビジョンに掲げ、事業の創出を通じて社会課題の解決と持続可能な地球の豊かさへの貢献を目指しています。完全子会社の株式会社ファームノートは、酪農産業のデジタル化を推進するため、クラウド牛群管理システム「Farmnote Cloud」などの提供を行っている企業です。

一方、明治HDは「明治グループサステナビリティ2026ビジョン」に基づき、持続可能な調達活動を目指しています。その一環として、持続可能な酪農業を推進しており、酪農分野における支援活動や温室効果ガス(GHG)削減などの取り組みを進めてきました。

酪農業界が抱える課題のひとつは、乳牛の呼気メタンやふん尿処理中に発生するGHGの削減です。政府は2050年までにGHGの排出をゼロにする「カーボンニュートラル」を目指しており、酪農分野も削減に取り組む必要があります。

今回の資本業務提携により、ファームノートHDと明治HDは持続可能な社会に向けて、酪農分野において両社の知見を活かし、GHG削減に取り組むことを発表しました。

具体的には、牛個体のGHG排出量をリアルに測定し、変化を分析できるソリューションを開発する予定です。また、ファームノートHDが持つDXソリューションやグループ牧場のアセットを利用し、持続可能な酪農産業への貢献を目指していきます。

《編集部》