大和ハウス工業、サステナビリティ・リンク・ボンドを発行

大和ハウス工業株式会社は、国内の公募形式による「大和ハウスグループサステナビリティ・リンク・ボンド(無担保社債)」を発行することを発表しました。

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大和ハウス工業株式会社は、国内の公募形式による「大和ハウスグループサステナビリティ・リンク・ボンド(無担保社債)」を発行することを発表しました。

「サステナビリティ・リンク・ボンド」は、ESGの観点から持続可能な社会の実現に貢献する企業や自治体を支援する「サステナブルファイナンス」のひとつです。資金使途に制約はないものの、環境やサステナビリティの目標達成状況に応じて金利や環境関連団体への寄付などが変化する特徴があります。

日本におけるサステナビリティ・リンク・ボンドの発行は2020年に初めて確認され、市場規模は年々拡大しています。大和ハウス工業は「脱炭素社会」と「環境と企業収益の両立」を実現するため、サステナビリティ・リンク・ボンドの発行を決定しました。

具体的には、第7次中期経営計画で掲げる「事業活動」と「まちづくり」における温室効果ガスの排出量削減率を重要業績評価指標(KPI)として設定し、貢献度合いを測るために2026年度と2030年度の目標を策定しました。

「事業活動」「まちづくり」「サプライチェーン」のバリューチェーン全体での温室効果ガス排出量の目標は、2030年度までに2015年度比で40%削減することです。判定日に未達成の項目に応じて、社債発行額の一定割合を環境保全活動組織への寄附や排出権の購入に充当する予定です。

「大和ハウスグループサステナビリティ・リンク・ボンド」の概要

大和ハウス工業グループは、創業100周年となる2055年までに、グループ、グローバル、サプライチェーンを通じて「環境負荷ゼロ」の実現を目指しています。今後は環境配慮型施設の建設や再生可能エネルギー電力の活用を推進しながら、環境経営を推進する企業への環境負荷低減の提案・普及を加速させていきます。

《編集部》