ミツカン、キッコーマン、キユーピー、日清オイリオの共同論文が受賞 リサイクルペットの安全性評価

日本食品化学学会第29回総会・学術大会において、株式会社Mizkan、キッコーマン株式会社、キユーピー株式会社、日清オイリオグループ株式会社による共同研究の成果をまとめた論文が評価され、日本食品化学学会より、「第18回論文賞」が授与されました。

データ・リサーチ リサーチ
ミツカン、キッコーマン、キユーピー、日清オイリオの共同論文が受賞 リサイクルペットの安全性評価
  • ミツカン、キッコーマン、キユーピー、日清オイリオの共同論文が受賞 リサイクルペットの安全性評価
  • ミツカン、キッコーマン、キユーピー、日清オイリオの共同論文が受賞 リサイクルペットの安全性評価

日本食品化学学会第29回総会・学術大会において、株式会社Mizkan、キッコーマン株式会社、キユーピー株式会社、日清オイリオグループ株式会社による、物理的再生法(メカニカルリサイクル)でリサイクルしたペットボトルの安全性に関する共同研究の成果をまとめた論文が評価され、日本食品化学学会より、「第18回論文賞」が授与されました。

本研究は地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所の尾崎麻子主幹研究員の監修のもと、4社合同で実施された研究です。この研究成果をまとめた論文は、2022年4月27日発行の「日本食品化学学会誌29巻1号」に掲載されています。

この研究の目的は、プラスチック容器の資源循環に対応するため、調味料・食用油業界におけるリサイクルペットボトルの使用を推進することです。飲料業界ではすでにメカニカルリサイクルペットボトルの安全性評価が行われ、商品への使用が広がっています。しかし、調味料・食用油の場合は中身の性質や製造工程、賞味期間などが異なるため、メカニカルリサイクルペットボトルの使用はまだ普及していませんでした。しかし、本研究によって、ほぼ全ての液状調味料および食用油の容器としてメカニカルリサイクルペットボトルが安全に使用できることが評価されました。この成果は、4社だけでなく、調味料・食用油業界全体の資源の循環促進に貢献するものと期待されています。

《編集部》