中国で石炭発電が急増 グリーンピースが報告

4月24日、環境保護団体グリーンピースが中国の石炭火力発電が急増していると発表しました。

データ・リサーチ リサーチ
中国で石炭発電が急増 グリーンピースが報告

4月24日、環境保護団体グリーンピースが中国の石炭火力発電が急増していると発表しました。

中国は「2060年までにカーボンニュートラルを目指す」として、石炭消費の削減や再生可能エネルギー発電施設の新設に取り組んでいます。2022年に新設された発電設備容量の8割近くが再エネであったと報道もあります。

一方で今回のグリーンピースの発表によると、2023年1月から3月の間に中国の地方政府が建設を承認した石炭火力発電設備の容量は、少なくとも20.45ギガワットに達しています。新たに石炭容量を増設することに対する理由付けとしては「地域の経済発展を刺激する」という言葉が頻繁に使われていたとのこと。また、度重なる熱波の到来や、干ばつによる水力発電の減少なども理由として考えられています。

《The Green Economy編集部》