東京ガス、英電力トップシェア企業が開発した分散型エネルギーリソース管理システムを導入

東京ガス株式会社は、英国のオクトパスエナジー社が開発したカスタマーサービスシステム「クラーケン」および分散型エネルギーリソース(DER)運用・管理システム「クラーケンフレックス」の導入を開始しました。

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東京ガス、英電力トップシェア企業が開発した分散型エネルギーリソース管理システムを導入

東京ガス株式会社は、英国の電力事業においてトップシェアを誇るオクトパスエナジー社が開発した、カスタマーサービスシステム「クラーケン」および分散型エネルギーリソース(DER)運用・管理システム「クラーケンフレックス」の導入を開始しました。両システムは、拡張性と柔軟性が高く、仕様変更が短時間で可能なこと、他システムとの結合性が高いことが強みです。

「クラーケン」は、問い合わせや申し込み、料金案内などのコミュニケーション情報や契約情報を管理するカスタマーサービスシステムです。東京ガスは、電力顧客管理に本システムを活用することで、顧客のニーズに応える電気料金プランをスピーディーに開発し、CX向上を実現します。

また、「クラーケンフレックス」は、太陽光発電・蓄電池・コージェネレーションシステムといったさまざまな設備を束ねて管理できるDER運用・管理システムです。東京ガスおよび他社、顧客の多様なエネルギーアセットを最適に運用・管理する電力分野におけるデジタル取引プラットフォームの構築に向け、DERを簡単に接続・制御可能とする本システムを活用し、DERの価値向上を実現します。

具体的には、「クラーケンフレックス」に東京ガスおよび他社、顧客のDERを接続して発電量や容量を最適化させ、市場での取り引きに活用することで、DERの本来の価値に加えて調整力(kW・ΔkW)としての価値も最大化します。

同社は、デジタル取引プラットフォームの構築を通じ、エネルギーバリューチェーン全体でのアセットを活かした安定性・環境性・柔軟性に優れたエネルギー供給や非化石価値などの新たな価値提供を実現していくとのことです。

《編集部》