株式会社小田急エージェンシーは、小田急線の交通広告掲出後に廃棄されるポスター類の一部をアップサイクルする「Pape”R”Project（ペーパープロジェクト）」を開始したことを発表しました。
資源循環型社会の実現を目指す小田急グループは、交通広告掲出後のポスターが年間100t以上廃棄されていることに着目。多くの紙資源を使用する企業として省資源・廃棄物削減に取り組む責任があると考え、広告代理店の立場で培ったアイデアやクリエイティビティを新たな付加価値とする紙資源のアップサイクルを行なうことにしました。
プロジェクトのコンセプトに「DO! UPCYCLE」を掲げ、資源の再利用に取り組んでいます。具体的には、再生紙の抄造において、ロットやコスト面で実施運用が困難な中小企業も購入しやすいスキームを確立。プロジェクトの第一弾として、2023年2月より小田急電鉄が本用紙を使用した名刺を採用しました。
その後、小田急ＳＣディベロップメント、小田急フィナンシャルセンター、小田急エージェンシーの名刺へと名刺の活用範囲を拡大しています。また、本プロジェクトは、2023年度小田急グループ環境表彰制度で特別賞を受賞しました。
今後は参画企業の拡大を図りながら、商品ラインナップを拡充し、社会・地域課題への貢献を目指していきます。
