中国マクドナルド、海のエコラベル付き製品を販売開始

中国マクドナルドとMSC(海洋管理協議会)は、中国国内のマクドナルド5,000以上の店舗で販売しているフィレオフィッシュ、ダブル・フィッシュバーガー、キッズ・フィッシュフィレバーガーにMSCラベルを付けることを発表しました。

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中国マクドナルドとMSC(海洋管理協議会)は、中国国内のマクドナルド5,000以上の店舗で販売しているフィレオフィッシュ、ダブル・フィッシュバーガー、キッズ・フィッシュフィレバーガーにMSCラベルを付けることを発表しました。これにより、マクドナルドは持続可能な水産物調達の世界的な取り組みを拡大し、上記の製品で使用されている魚が、世界基準のMSC認証規格を満たした持続可能な漁業で獲られたものであるという安心を中国の消費者に提供できることになります。

最近の消費者調査によると、中国の消費者は持続可能な水産物をますます重要視するようになってきており、「環境に優しい、あるいは持続可能な漁業から調達されている」ことは、水産物を購入する動機として第4位にランクしています。中国マクドナルドでは、毎年3,500トン近いMSC認証の白身魚が販売されており、ウェイダオやタイソン・フーズなどのサプライヤーおよびMSCと協働して持続可能な魚を調達しています。

今回の発表は、MSCが中国に事務所を開設してからちょうど10年にあたる節目の年に行われました。開設から10年を経て、中国におけるMSCラベル付き製品の数は、10品目から200品目以上にまで増えました。また、MSCプログラムに参加する中国のサプライチェーン企業、小売業者、漁業の数も大幅に伸びています。

本製品の発売を記念して中国を訪れたMSCの最高責任者ルパート・ハウズは、次のように述べています。「マクドナルドとMSCは、2011年から持続可能な水産物を共同で推進しています。マクドナルドはMSCの重要なパートナーとして、MSCラベル付き製品をヨーロッパ、アメリカ、日本など、多くの国々の消費者に届けてきました。今回の取り組みは、中国という重要な市場で私たちのパートナーシップを構築し、中国における持続可能な水産物に対する消費者の需要の高まりに応えていくための重要な機会となります」

中国マクドナルドのチーフ・インパクト・オフィサーである顧磊(Gu Lei)氏は、次のように述べています。「中国マクドナルドは、消費者に新鮮で安全な天然の高品質食材を提供することにこだわると同時に、水産物調達の際に環境への負荷を減らすために、持続可能なサプライチェーンを積極的に構築しています。信頼あるMSCの認証を取得することができたことを、大変うれしく思います。質の高い水産物を継続して供給できるようにするための、中国マクドナルドのサプライチェーンへの働きかけが認められたということです。私たちは、生命あふれる海を守るためにこれからも取り組みを続けてまいります」

《編集部》