住友林業などがダラスで集合住宅開発へ 建設時に排出するCO2の数値化も

住友林業グループ、JR西日本不動産開発、Fairfield社は、ダラス近郊北西部の都市ファーマーズ・ブランチで総戸数365戸、延床面積約2.86万㎡の5階建て賃貸用集合住宅と駐車場棟を開発することを発表しました。

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住友林業などがダラスで集合住宅開発へ 建設時に排出するCO2の数値化も
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住友林業グループ、JR西日本不動産開発、Fairfield社は、ダラス近郊北西部の都市ファーマーズ・ブランチで総戸数365戸、延床面積約2.86万㎡の5階建て賃貸用集合住宅と駐車場棟を開発することを発表しました。

居住部は木造ツーバイフォー工法で木材の炭素固定による環境配慮と経済性を両立。駐車場棟はRC造のプレキャスト工法を採用し工期を短縮します。また、ソフトウェア「One Click LCA」を用いた建物のライフサイクルアセスメントを通じ、建てるときのCO2排出量などを数値化し環境への影響を評価する予定です。

ダラス中心部までは約30分、ダラス・フォートワース国際空港までは約20分と交通利便性に優れており、近隣には200店舗以上が入る大型商業複合施設Galleria Dallasがあり、生活利便性も高い地域です。車で30分以内の範囲の雇用者数は約210万人と雇用環境も安定しており、近年ダラス都市圏は良好なビジネス・居住環境を背景に企業のオフィス移転先としての人気が高く、今後も人口や雇用の増加が見込まれています。

住友林業グループは「Mission TREEING 2030」で森林のCO2吸収量を増やし、木造建築の普及で炭素を長期にわたり固定し、自社のみならず社会全体の脱炭素に貢献することを目指しています。Fairfield社は米国で数多くの不動産開発を手がけており、同社と住友林業グループ、JR西日本不動産開発の協業は本プロジェクトが初となります。

《The Green Economy編集部》